PM2.5を防ぐために


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PM2.5を防ぐために

PM2.5を防ぐために 最近問題になっているPM2.5は、呼吸とともに体に入り込んで肺の奥深くまで到達し、健康被害を引き起こす困った物質です。しかも、非常に粒が小さいので肉眼では見ることができず、避けるのも難しいのが困ったところ。現在日本に暮らす私たちの周りにも、たくさんのPM2.5が飛散していると考えられており、その数値は毎日計測され発表されています。数値の高い日にはできるだけ外出を控えることが推奨されていますが、実際には仕事や学校などで外出を余儀なくされる人も多いでしょう。PM2.5が蔓延する中で外出しなければならない場合には、いったいどんなことに注意するべきなのか、また、日本や中国ではPM2.5などの公害がどのように発生してどのような対策が取られているのかは、気になるところです。毎日の生活の中で、PM2.5を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。


PM2.5はマスクで防げる?

PM2.5が問題になって以来、外出時にマスクをしている人を見かけることが多くなりました。ちょうど黄砂や花粉の時期と重なったこともありますが、PM2.5を呼吸と一緒に摂り込むことを避けるためにマスクを着用するという人も多いと思います。しかし、実際のところマスクで本当にPM2.5が防げるのでしょうか。PM2.5が問題となっているのは、それが極端に粒の小さい粒子だからです。そのため、マスクの目の粗さによってはPM2.5が簡単に隙間を通過してしまうことになり、マスクをしている意味が無くなります。PM2.5対策のつもりでマスクを着用するのならば、PM2.5に対応したマスクを使うように注意しましょう。

PM2.5はマスクで防げる?


外出するときの注意

外出するときの注意 PM2.5から身を守る最も確実な方法は、空気清浄器などで空気をきれいにした室内で過ごして外出を控えるようにすることです。PM2.5の飛散量が多いとされる日は特に、不要不急の外出以外は控えるようにしましょう。とはいえ、仕事や通学などでどうしても出かける必要があるという人も少なくないはず。そんな時には、マスクを着用したり、肌の露出を控えるなどして、できるだけPM2.5に接触しないように気を付けることが大切です。ちょっとしたコツを押さえるだけで、PM2.5からかなり上手く身を守ることができるので、外出の時は特に注意するようにしましょう。

外出するときの注意


日本のPM2.5対策

中国から飛来するPM2.5が最近特に問題視されており、中国の大気汚染を改善するために日本として何ができるのかを考えていく必要があります。日中関係が良好とは言えない現在ですが、大気汚染などは国民の健康を脅かす問題ですので、根気よく対話を行い技術提供や支援を行っていくことも必要です。また、最近のPM2.5問題をすべて中国のせいにする人もいますが、実際には日本国内からもかなりの量のPM2.5が排出されています。中国の大気汚染を改善する一方、国内からの排出を減らす努力も続けていくことが求められているのです。

日本のPM2.5対策


中国のPM2.5対策

現在中国では大気汚染をはじめとする公害に多くの都市が悩まされています。発生のメカニズムも完全に解明されていないPM2.5は、排除するのも難しいのですが、PM2.5などの有毒ガスを発生させる車の排気ガスをきれいにするためにガソリンの品質を向上させたり、工場から排出される有毒ガスを減少させるために法律の整備が整えられるなどの対策が続けられています。今後は、日本や韓国など大気汚染に悩まされた経験のある国々と連携しながら大気汚染を減らしていくことが求められています。

中国のPM2.5対策