外出するときの注意点


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外出するときの注意点

外出するときの注意点 PM2.5は、大気中に漂う目には見えない大きさの微粒子ですので、避けることが難しく、知らない間に呼吸と共に吸い込んでしまって健康被害を引き起こす可能性があります。そのため、PM2.5の飛散量が多いと予想される日には、できるだけ外出を控えて室内で過ごすことが望ましいのですが、仕事や学校などでどうしても外出が避けられないという人もいるでしょう。外出する際には、少しでもPM2.5から身を守るために、できるだけの対策を取ることが大切です。

マスクなどを着用

インフルエンザや花粉から身を守るのと同じように、PM2.5を避けるためにはまずマスクをするのが基本です。とはいっても、マスクであれば何でも良いわけではなくてできるだけ網目の細かいものを選ぶようにします。最近ではPM2.5対応と銘打ったマスクもよく見かけますのでそういったものを選ぶとよいでしょう。PM2.5の粒子は花粉などに比べてかなり小さくなるので、一般的なマスクではブロックできない場合もあります。専用のマスクが手に入らないという場合には、マスクを二枚重ねにして外側のマスクを水で濡らしておくとやや効果が高くなります。これはPM2.5の中に水に吸着する成分が含まれているためで、比較的簡単な方法なのでぜひ取り入れてみてください。


外出を減らす

外出を減らす もちろん仕事での外出や家と学校の移動など、外出が避けられない場合は仕方がありませんが、不要な外出を控えることである程度のPM2.5は防げる場合もあります。PM2.5の量が多い日は子どもに外遊びをさせないようにしたり、屋外での長時間の運動は控えるようにするなど、避けられる外出は避けるようにしましょう。

とはいえ、PM2.5の粒子は細かいために屋内にも入り込んできます。換気は必要かもしれませんができるだけ窓は閉めて、空気清浄機を利用するなどして屋内の空気をきれいに保つことも必要です。PM2.5を全く吸い込まないということは不可能かもしれませんが、注意することで量はかなり減らすことができると考えられています。PM2.5対応の空気清浄器を使い、屋外から部屋に入る前に衣服をはたくなどして室内にPM2.5を持ち込まないようにすることも必要です。車や電車を使った移動でも、こうした乗物にはPM2.5を取り除くようなフィルターが装備されていることはまずないので、外にいるのとあまり変わりはありません。また、人の出入りが多いお店などでは、たとえ空気清浄器を使っていたとしても、外からひっきりなしに空気が入ってくるためやはりPM2.5が少ないとは考えられません。PM2.5からできるだけ身を守るためには、やはり自宅などである程度の性能を持つ空気清浄機などを使い、できるだけクリーンな空間を自分で作り出すしかないのかもしれません。

肌が弱い人も注意

PM2.5は非常に微細ですが、化学成分を含んでいることも多く、人によっては肌に炎症を引き起こすと言われています。肌が弱い人や花粉症の人にとっては、PM2.5だけではなく花粉や黄砂もアレルギー症状を引き起こす可能性がある物質です。特に最近は花粉症でも肌に症状が現れる場合が増えていることもあります。こうしたアレルゲンから肌を守るためには、粒子が肌に触れないように長袖の衣類を着用したり、ショールなどで首元を覆うなどの対応がおすすめです。また、肌の保湿に力をいれることで肌にこれらの粒子が入り込みにくくすることもできます。美容だけではなく、肌の健康のためにも保湿は大切です。肌が敏感な人や、PM2.5の多い日に外出するとなんとなく痒みを感じるような気がするという人はできるだけ外出を控えると共に、普段の保湿をしっかり行い、外出する際には肌の露出を控えるようにするとよいでしょう。